現在在庫がありません

FreeNASで作る
iSCSIサーバー構築ガイド

定価(税込)  1,512円

著者
サイズ B5判
ページ数 100頁
ISBNコード 978-4-526-06516-3
コード C3034
発行月 2010年08月
ジャンル コンピュータ・情報

内容

NASはネットワークに直接接続して使用するファイルサーバー専用機である。そして、デスクトップPCやPCサーバーを利用して、簡単にNASサーバーを構築するのがFreeNASと呼ばれるNAS専用OSだ。本書ではFreeNASによるiSCSIサーバーを構築し、一般的なPCハードウェアだけを使用して、最大のコストパフォーマンスを追及する。

清野文男  著者プロフィール

(きよのふみお)
 フリーのSE。大学で汎用機のCOBOLプログラマ兼学生相談員をしていたがWindowsの仕事がしたくなり転職。大手銀行や官庁などでActive Directoryドメインの設計と構築、NTドメインのAD化や企業合併に伴うAD統合などを専門に手掛ける。自宅で10台以上のPCを自作運用している。

目次

0. はじめに
0-1 FreeNASの紹介と本書の内容
0-2 最新バージョンの注意
0-3 iSCSIとは
第一部 計画編
1.ハードウェア構成の検討
1-1 ハードディスク
1-1-1 データ用ディスク
1-1-2 システム用ディスク
1-2 NIC
1-3 メモリー
1-4 その他
(1章のまとめ)
2.障害対策の検討
2-1 ハードディスク
2-1-1 データ用ディスク(冗長化技術と自己診断機能)
2-1-2 データのバックアップ
2-1-3 システム用ディスク(冗長構成と障害の可能性&修復コストの検討)
2-2 ネットワーク(冗長化技術の検討)
2-3 電源
2-3-1 電源障害対策に必要な機能
2-3-2 連携停止の制御方法と接続ケーブル
2-4 ログ管理
(2章のまとめ)
(コラム)Smart-UPSを安く手に入れる

第二部 構築編
1. インストールからログインまで
1-1 プログラムの入手
1-2 USBメモリーへのインストール
1-3 IPアドレスの設定
1-4 ブラウザで管理画面を開く
2. 基本情報の設定
2-1 基本設定
2-1-1 ホスト名や地域(言語とタイムゾーン)
2-1-2 メールの通知先
2-2 ネットワークの設定
3. ディスクの構成
3-1 対象ドライブの指定とS.M.A.R.T.の有効化
3-2 ZFSの構成
4. iSCSIターゲットの構成
4-1 iSCSIターゲットサービスの有効化
4-2 アクセス制限の設定
4-3 ターゲットの作成
5. iSCSIターゲットの使用手順(Windows側の設定)
5-1 MPIO機能の追加
5-2 iSCSIイニシエーターの設定
(コラム)Serve Coreでの場合
6. UPSサービスの構成
7. ログ管理の設定
8. 構成情報のバックアップ
9. 構成情報のリストア(システムディスクの修復)
10. UPSの詳細な設定

Appendix
付録1.Smart-UPSにおいて設定可能な項目
付録2.ベンチマークを行ったPCの仕様
付録3.WinNUT
付録4.upsmon.conf
付録5.設定項目一覧
付録6.関連資料

はじめに

0-1 FreeNASの紹介と本書の内容
 FreeNASは、文字通り無料で利用できるストレージサーバーOSです。これは、FreeBSDというUNIX系のOSの上に構築されています。Windowsサーバー専門の筆者がこれに興味を持ったのは、Windows Server 2008 R2の機能であるHyper-Vのライブマイグレーション評価環境に使用できる、iSCSIターゲットサーバーを探していて見つけたことからでした。このライブマイグレーションの要件である、CSV(クラスター共有ボリューム)をサポート可能な無料のものが、今までありませんでした。これに使えると知って深く調べてみると、かなり実用に耐えうる機能を備えていることが分かりました。
 FreeNASは、ブラウザを使用して管理を行うことができ、管理画面を日本語に切り替えることもできます。ですから、UNIXには素人の筆者でも、全然苦労はありませんでした。この設定作業がGUIで行えるというのは、迷うことが少ないという点で非常に良いと思います。一方で、手順を繰り返す場合や他の人へ説明を行うなどの場合に、画面の順番を示せる資料が必要と感じて、その準備を始めたのが本書を作るきっかけでした。
 ですからFreeNASの機能は、普通のファイルサーバーとしては勿論、NFSやFTP、Webサーバーなど数多くありますが、あくまでiSCSIターゲットサーバーとして構成することを中心に説明していきたいと思います。FreeNASによるiSCSIストレージサーバーを構築することが話題の中心であり、Hyper-Vやこのクラスタ構成のシステムを構築する話題は、最小限に限らせて頂きます。
 高価なストレージ専用機と比較すれば、専用機の方が、性能が高いのは当然です。ソフトウェアの費用が無料であるFreeNASに興味を持った方は、おそらくコストパフォーマンスを求めていると思います。一般的なPCハードウェアだけを使い、FreeNASが持っている機能を最大限活用することを本書の方針と致します。
 最後に、本書ではFreeNASを始め、syslog-win32、WinNUTなどの無料で利用できるソフトウェアを活用させていただきました。このような素晴らしいソフトウェアを開発し、公開することに携わった多くの方々へ深く感謝いたします。
2010年 8月
清野 文男

現在在庫がありません