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ナットク現場改善シリーズ
よくわかる「段取り改善」の本

定価(税込)  2,052円

編著
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-06437-1
コード C3034
発行月 2010年04月
ジャンル 生産管理

内容

モノづくりにおいて、段取りの善し悪しはその後の工程に大きな影響を与える重要項目のひとつ。ことに製品が高度化・高機能化し、設備も大型・複雑化している現在では、「段取り改善」の進め方いかんが企業の業績を大きく左右する。本書はその「段取り改善」を効率よくかつ効果的に進めるための入門書である。

石川君雄  著者プロフィール

(いしかわ きみを):第1章~第11章、第13章担当
国際経営技術研究所 代表
経歴
名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了 博士(工学)
(株)豊田自動織機にて工場建設 生産ライン構築 TPS(トヨタ生産方式)・TPM(全員参加の生産保全)など全社推進。
同社定年退職し、国際経営技術研究所を設立、工場管理(ものづくり)研究会会長、生産管理学会理事、設備管理学会理事、東海学園大学大学院非常勤講師。
技術士(経営工学・総合技術監理)・中小企業診断士・労働安全コンサルタント。
主な著書
・よくわかる「作業改善」の本 日刊工業新聞社(編著)
・現場発ものづくり革新「安全は競争力」 日刊工業新聞社(共著)
・実践現場の管理と改善講座「作業改善」 日本規格協会 (共著)
・原価低減のための「トヨタ生産方式のキーワード集」 日刊工業新聞社(共著)
論文・特許など(生産技術関連)多数。
kimi―isi@katch.ne.jp

目次

目次

はじめに  

第1章 利益の構造
 1―1 売価と原価と利益  
 1―2 損益分岐点  
 1―3 段取り改善に取り掛かる前に  

第2章 段取り改善
 2―1 段取り作業とは何か、その必要性とは  

第3章 段取りの種類
 3―1 生産量の変更段取り  
 3―2 製品種類の変更段取り  
 3―3 モデルの変更段取り  

第4章 段取りは誰が行うのか
 4―1 段取り作業の組織  
 4―2 段取り班の作業内容とその必要とされる技能  

第5章 段取り改善の進め方
 5―1 改善計画  
 5―2 具体案の推進  
 5―3 段取り改善の基本ステップ  

第6章 段取り短縮の意義再考
 6―1 設備の稼働率向上  
 6―2 労務費削減  
 6―3 在庫削減  
 6―4 リードタイム削減  
 6―5 顧客満足  

第7章 段取り作業の改善
 7―1 段取り作業の表化(オモテ化)  
 7―2 内段取りと外段取りに分離  
 7―3 内段取り作業を外段取り化  
 7―4 内段取り時間の短縮  
 7―5 外段取り時間の短縮  

第8章 段取り作業と生産計画
 8―1 生産順序と設備の相性  

第9章 段取り作業と安全衛生
 9―1 段取り作業者と作業方法  
 9―2 段取り時の設備状態  
 9―3 自動化された段取り装置  
 9―4 火傷・感電・粉じん・被爆ほか  
 9―5 作業姿勢と重量物対策  

第10章 段取り作業の標準化
 10―1 内段取り作業の標準書  
 10―2 外段取り作業の標準書  

第11章 段取り作業の改善道場
 11―1 技能訓練道場  
 11―2 改善道場  
 11―3 改善道場の組織の位置づけ  
 11―4 改善道場の教材  
 11―5 リーダーシップとスキル  
 11―6 改善手法  
 11―7 改善7つ道具  
 11―8 段取り7つ道具  
 11―9 金型側等の基準  

第12章 段取り作業計画におけるITの活用
 12―1 生産計画立案時のIT活用について  
 12―2 生産スケジューラとは  
 12―3 生産スケジューラの機能(資源ガントチャート)  
 12―4 生産スケジューラの機能(負荷グラフ)  
 12―5 生産スケジューラの機能(スキル表)  
 12―6 作業員のスケジューリングによるコスト削減  
 12―7 作業数量の変更への対応  
 12―8 生産スケジューラを活用した改善事例  
 12―9 ITを活用した知識・技術の共有・伝達  
 12―10 文書管理システムからナレッジ共有システムへ  

第13章 段取り改善ノウハウ集
 13―1 管理  
 13―2 種類・寸法の統一  
 13―3 ワンタッチ化  
 13―4 位置決め  
 13―5 移動  
 13―6 プリセット  
 13―7 距離短縮  
 13―8 速度の向上  
 13―9 自動化  
 13―10 ターンチェンジ  
 13―11 ダブル化  

おわりに  

参考文献  

索引  

はじめに

はじめに
 
世界中が景気変動に左右され、生産活動も大きく影響を受けている。その中で、具体的な業務執行の場面では事前の準備、およびその効率化が望まれており、どのような経済環境の変化においても変わることはない。
 大記録を打ち立てた著名なスポーツ選手や、歴史ある舞台芸能の役者も、本番前の事前準備を確実にしかも短時間に効率的に行っているのである。
 生産活動も同様で、本番の生産活動を不具合なく行うために事前準備を確実に洩れのないように、しかも早く行うことが大切である。また生産活動では一括りの生産ごとのつなぎの円滑化という側面がある。すなわち「段取り作業の効率化」である。
 本書は段取り作業効率化のための作業改善に的を絞り、現場のオペレーター、管理監督者およびそのスタッフの方たちに対して段取り改善について平易に解説したものである。
 第1章から第4章までは段取り改善の目的種類など、段取り改善の概念および組織も含めその進め方について述べている。第5章から第8章までは具体的な段取り改善について事例を含め解説している。第9章から第11章までは安全や標準化、教育について述べている。さらに第12章では段取り作業計画時のIT活用について述べている。最終章に段取り改善事例を改善前と改善後のフォーマットでノウハウ集として提示した。
 本書が工場現場の第一線で活躍されているオペレーターの方やそれを支えるスタッフの方々に活用されることができるのであれば望外の喜びである。

 2010年2月  編著者 石川君雄

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