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ナットク現場改善シリーズ
よくわかる「平準化と作業標準」の本

定価(税込)  2,052円

著者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-06390-9
コード C3034
発行月 2010年01月
ジャンル 生産管理

内容

価格競争が続く昨今、品質を維持・向上させながらより一段のコストダウンは急務となっている。そのためには作業効率のムラやムダをなくす必要がある。平準化に取り組み、どの作業者でも同じ効率で働けるよう作業標準を定めることは実に効果的。本書はそのためのガイドブックである。

副田武夫  著者プロフィール

プロセスデザイン研究所 所長



経歴

1978年 九州大学工学部電気工学科卒業

1978年 日本電装株式会社入社

1981年 (社)中部産業連盟入職 マネジメントコンサルティング(生産管理、ISO9001、ISO14001、等)、ISO審査業務、海外研修事業に従事

1985〜86年 米国Simon School留学(MBA取得)

2005年 コンサルタントとして独立



主な執筆

書籍 ナットク現場改善シリーズ よくわかる「かんばんと目で見る管理」の本

月刊誌「ISOマネジメント」(日刊工業新聞社)2008年6月号特集記事「中小企業のISOをリストラする」

目次

目次



はじめに



第1章 平準化の基礎知識

1―1 平準化とは

1―2 平準化生産のメリット

1―3 平準化シミュレーション

1―4 平準化実現のための基礎知識

1―5 平準化のロジック



第2章 作業標準書作成の基礎知識

2―1 作業標準書を作成する目的

2―2 作業標準書は暗黙知を形式知に変換した文書

2―3 作業標準書に含まれる情報の分類

2―4 作業標準書には情報の種類を効果的に組み合わせる



第3章 QC工程表の作り方

3―1 QC工程表とは何か

3―2 工程表の別の呼び方

3―3 QC工程表を作る目的は何か?

3―4 誰が作るのか?

3―5 QC工程表の作成に必要な情報

3―6 QC工程表の作成プロセス

3―7 QC工程表の作り方

3―8 QC工程表の拡大的発展方法



第4章 作業手順書とチェックシートの作り方

4―1 作業手順書の構成要素

4―2 作業手順書の作り方

4―3 作業手順書の全貌

4―4 品質チェックシートの作り方



第5章 セルラインの時間管理のための標準作業票

5―1 標準作業票とは

5―2 標準作業票の例

5―3 標準作業票の構成要素

5―4 標準作業票の作成プロセス

5―5 標準作業票を活用した改善



第6章 ISO9001に対応した業務手順書の作り方

6―1 ISO文書システムの問題点

6―2 ISOシステム文書の改善課題

6―3 ISOシステム文書の改善方法

6―4 業務手順書の作成方法

6―5 受注・出荷プロセス

6―6 生産管理プロセス

6―7 仕入プロセス

6―8 製造プロセス

6―9 方針管理プロセス

6―10 文書管理手順

6―11 廃棄物管理手順書

6―12 据付プロセス



第7章 標準類のファイル管理方法

7―1 文書一覧表の作成方法

7―2 文書一覧表を自動的に作成する方法

7―3 オンラインストレージを使って遠隔地でファイルを共有する方法

7―4 ドキュメントフォルダを複数基準で分類する方法

7―5 複数のエクセルシートを一括してPDF化する方法

7―6 異種アプリケーションで作成した文書を統合する方法



第8章 業務標準化支援ITツール

8―1 ナレッジシステム「指南車」

8―2 作業改善ツールOTRS

8―3 エクセルマクロ

はじめに

はじめに



本書は、中小企業の製造現場の管理・監督者が、“自分で”QC工程表や作業手順書などの作業標準を“一から”作成できるようになることを目標に執筆しました。また、その作業標準を順守して安定的に作業が行えるための大前提としての平準化の概念についても冒頭で説明しています。

作業標準が必要な理由は、仕事の方法改善、新人の教育訓練、技能伝承、知識・技能の蓄積、品質・生産性向上と多くあります。しかし、中小企業では、知識や技能が個人の頭や体に埋もれてしまっています。そのため、柔軟な作業配置や技能伝承ができていません。しかし、熟練作業者の有している知識や技能のうち、かなりの部分が言葉や図にして書いてしまえばすぐ伝わるという部分が相当あることも事実です。書き表せない本当に経験とカンが必要な部分にだけ訓練を集中すれば技能伝承も効率的に実現できます。あるホテルの料理長が20年かけて開発した秘伝の料理もレシピさえ見せれば、2時間で伝授できるといった話を聞いたことがあります。

中小企業で作業標準の整備が進まない理由には、自らの行っている作業を言葉で説明できないことや、作業標準の作り方がわからないといった点が挙げられます。本書では、まず、完成した作業標準を例示し、それを作る過程をステップごとにていねいに説明しています。また、多くの人がオフィスツールを使っていることを前提に、手順書をオフィスソフトで作成する場合のヒントにも触れています。

本書が、自ら作業標準を開発できるようになることの一助けになれば幸いです。



2009年12月 副田 武夫

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