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絵とき「鍛造加工」基礎のきそ

定価(税込)  2,160円

著者
サイズ A5判
ページ数 180頁
ISBNコード 978-4-526-06295-7
コード C3053
発行月 2009年07月
ジャンル 金属 機械

内容

鍛造は圧縮力を加えて金型に素材を押しつけて部品に成形する金属加工法のひとつ。プレス加工に並ぶ重要な塑性加工技術である。本書は世界的にもトップレベルにあるわが国の鍛造技術を初学者にも理解できるようにわかりやすく解説した鍛造加工の入門書。

目次

目次



まえがき



第1章 鍛造加工とは

1―1 鍛造とは

1―2 いろいろな鍛造品の例



第2章 鍛造加工の材料

2―1 どのような材料を鍛造できるか

2―2 機械構造用炭素鋼

2―3 合金鋼、軸受鋼、ステンレス鋼

2―4 アルミニウム合金

2―5 チタン合金

2―6 銅



第3章 鍛造工具の材料

3―1 合金工具鋼

3―2 高速度工具鋼鋼

3―3 超硬合金

3―4 セラミック工具

3―5 工具鋼の機械的強度



第4章 鍛造のメタルフロー

4―1 据込み圧力および変形抵抗

4―2 ひずみ

4―3 押出し変形および断面減少率

4―4 押出し圧力の実験結果

4―5 押出し圧力の計算方法

4―6 拘束係数

4―7 変形抵抗

4―8 押出し圧力の計算例

4―9 組合せ押出し

4―10 鍛造中の鍛造品の温度の計算方法

4―11 側方押出し加工

4―12 鍛造における背圧付加



第5章 冷間鍛造

5―1 冷間鍛造とは

5―2 冷間鍛造プレス

5―3 金型の構造

5―4 工程設計・金型設計

5―5 金型材料の選択方針



第6章 熱間鍛造

6―1 熱間鍛造とは

6―2 熱間鍛造プレス

6―3 工程設計

6―4 金型設計



第7章 閉塞鍛造

7―1 閉塞鍛造とは

7―2 閉塞鍛造金型

7―3 閉塞鍛造におけるメタルフロー



第8章 背圧付加鍛造

8―1 背圧付加鍛造とは

8―2 背圧付加鍛造金型

8―3 背圧付加鍛造におけるメタルフロー



第9章 注目したい鍛造法

9―1 スクリュープレス鍛造

9―2 揺動プレス鍛造

9―3 サーボプレス鍛造

9―4 多軸材料試験機・多ラム鍛造



付録 変形抵抗および押出し圧力算出表

はじめに

まえがき

鍛造は圧縮力を加えて金型に素材を押し付けて部品に成形する金属加工法の一つです。鍛造により自動車の部品として使われるクランク、歯車、軸などのエンジンおよび足回り部品などが加工されています。鍛造品は高強度で複雑な形をしている場合は多く、高精度に鍛造するにはノウハウが必要ですが、日本の鍛造技術は世界的にすぐれて、基幹加工技術の一つとして機械工業を支えています。

本書は、日本の鍛造技術を紹介することを目的にしています。はじめて鍛造について学ぶ技術系の学生、まだ若い技術者・研究者らへの鍛造技術の入門書として書きました。1章においては鍛造品の事例をあげて技術の特徴を、2、3章には材料の鍛造性および工具材料を紹介しました。4章では鍛造加工圧力の計算方法、鍛造中の温度の計算方法など鍛造メタルフローの力学をやさしく紹介しました。5〜8章では鍛造金型構造、工程設計、金型設計の基本を述べ、9章では今後さらに注目したい鍛造法について展望しました。

本書は鍛造品事例、材料データ、金型構造などの技術的な情報を提供するとともに、メタルフローの特徴を工学的に解説し、技術と工学とがより緊密に結びつくよう願いつつ記述しました。本書が鍛造への親しみを深め、技術の進歩の一助となれば幸いです。



2009年4月

著者

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