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プロジェクトマネジャー・リファレンスブック
―プロを目指す人への指南書―

定価(税込)  2,160円

編者
サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-06246-9
コード C3034
発行月 2009年04月
ジャンル 経営

内容

本書は、これからプロジェクトマネジャーを目指す方、実際に現場で苦労している方、PMの育成に頭を悩ませるITベンダーや人材育成の方などに向けて、プロジェクトマネジャーで成功するための秘訣をまとめた。豊富な経験事例が実戦に役立つ内容となっている。

目次

目 次



はじめに

この本を読まれる方へ

プロジェクトのフローと各章の位置づけ



第1章 PMの本質

1.1 PMの本質とは何か

1.1.1 「PMの本質」が意味すること

1.1.2 PMが身につけるべきスキルについて考えよう

1.1.3 「PMの本質」を明らかにするためのステップ

1.2 プロジェクトの成功要因(ステップ1)

1.2.1 「物作り」との共通点を考えよう

1.2.2 「物作り」との相違点を考えよう

1.2.3 情報システム構築プロジェクトの成功要因

1.3 成功要因を実現するための課題(ステップ2)

1.3.1 プロジェクトでの人のつながりを見てみよう

1.3.2 木を見る前に森を見よう

1.3.3 プロジェクトチームの課題

1.4 PMがとるべき基本行動(ステップ3)

1.4.1 PMの最も重要な職務は何だろう

1.4.2 PMの最も重要な職務の定義

1.4.3 PMの取るべき基本行動

1.5 PMに必要な基本スキル(ステップ4)

1.5.1 PMが身につけるべきスキル―(1) 人を選ぶ

1.5.2 PMが身につけるべきスキル―(2) 要求を設定

1.5.3 PMが身につけるべきスキル―(3) 動機づける

1.5.4 PMが身につけるべきスキル―(4) 人を育てる

1.5.5 お客様にも基本行動と基本スキルを適用しよう

1.5.6 基本スキルはシンプルに考えよう

1.5.7 基本行動とスキルであるべき姿を達成できるか

1.5.8 PMとして大切な3つの心構え

1.6 第1章のまとめ

コラム 目標は認識できているか



第2章 プロジェクトの立ち上げ・計画局面でのPMの役割

2.1 立ち上げ・計画局面でのPMがやるべきこと

2.2 立ち上げ・計画局面の位置づけ

2.3 プロジェクトの立ち上げ

2.3.1 プロジェクトのスコープを描こう

2.3.2 プロジェクト体制を作ろう

2.4 プロジェクト計画作成

2.4.1 プロジェクト計画の重要性

2.4.2 WBSとスケジュールを作ろう

2.4.3 工数を見積ってリソース計画を作ろう

2.4.4 リスク計画を作ろう

2.4.5 ベースラインを作ろう

2.5 プロジェクト計画の合意と承認

2.6 PMの悩み

2.6.1 PMの責任だけが大きくて権限が無い

2.6.2 WBS積み上げコストが契約コストを超過した

2.7 第2章のまとめ

コラム 「要求仕様」は改善できるか



第3章 プロジェクト実行局面でのPMの役割

3.1 実行局面でPMがやるべきこと

3.2 プロジェクトのパフォーマンス向上

3.2.1 メンバーを動機づけしよう

3.2.2 標準化をしよう

3.2.3 会議を効果的に行なおう

3.3 プロジェクトのコントロール

3.3.1 計画の差異を把握して対応しよう

3.3.2 リスクが顕在化したときにはどうするのか

3.3.3 変更が出てきたときの対応はどうするのか

3.3.4 プロジェクトのレビューはどうするか

3.4 PMの悩み

3.4.1 要件定義が予定通りに終わらない

3.4.2 お客様がやるべき仕事をやってくれない

3.4.3 多様なステークホルダーとのコミュニケーション

3.4.4 短期化でゆとりのないプロジェクトサイクル

3.5 第3章のまとめ

コラム できると思えば必ずできる



第4章 プロジェクトの終結局面でのPMの役割

4.1 プロジェクト終結局面でのPMの役割

4.1.1 成果物引渡しとお客様の承認を得る

4.1.2 スムースにチームを解散する

4.2 プロジェクト実施結果の評価と整理

4.3 経験や教訓を共有資産として活用

4.4 第4章のまとめ

コラム 自慢できるプロジェクト



第5章 プロジェクトの成功を目指して

5.1 プロジェクトの教訓から学ぶこと

5.2 発注企業側の課題

5.2.1 要求を明確に定義する

5.2.2 プロジェクトを主体的に遂行する

5.2.3 発注企業に必要な3つの力

5.3 構築企業側の課題

5.3.1 実現可能な提案をする

5.3.2 プロジェクトを支援する有効な仕組みを作る

5.3.3 継続的に人材を育成する

5.3.4 構築企業に必要な3つの力

5.4 プロジェクトでのコミュニケーション

5.4.1 有効なコミュニケーションにおける考慮点

5.4.2 コミュニケーションとコンテキスト

5.4.3 プロジェクトで発揮するPMの交渉力

5.5 目指すべきPM像

5.5.1 PMのあるべき像

5.5.2 PMとしての心構え

5.5.3 自己啓発の課題

5.6 PMを目指す人へのメッセージ

5.6.1 PMになるために必要な才能とは何か

5.6.2 「PMの本質」を知って何が変わったのか

5.6.3 太古のプロジェクト―ナウマン象狩り

5.6.4 人類永遠の課題を解く人がPMである

5.7 第5章のまとめ

コラム 難しい話をわかりやすく伝える

コラム 交渉のスタイル



おわりに

著者紹介

索引

はじめに

はじめに

PM学会 理事 研究委員会委員長 河合 輝欣



コンピュータのハードウェア、ソフトウェアの急速な技術革新、インターネットに代表されるネットワークのブロードバンド化等により、情報通信(IT)システムは企業活動や国民生活の隅々にまで浸透し、今や社会、経済活動を支える重要な社会インフラとなっています。

このため、ITプロジェクトの開発の失敗が、社会、経済活動に致命的な影響を与えることになり、企業経営者(IT)は開発中のプロジェクトに対するマネジメントのあり方やプロジェクトマネジャーの育成などに大変な力をいれているのが現状です。

また、企業の経営活動も多くのプロジェクトの集合体であり、プロジェクトマネジメントは経営活動を行う上でも基本的な行動のガイドラインとなります。現在、100年に一度といわれている厳しい経済環境の中、企業は生き残りをかけてイノベーション(変革)を行っていく必要があります。リーダーシップ、チャレンジ能力、行動力、コミュニケーション力等プロジェクトマネジャーの能力を持った人材が、求められていると言っても過言ではありません。

このような環境の中、プロジェクトマネジメント学会のPM人材育成研究会が、2003年から活動を行ってきた成果を‘プロジェクトマネジャー・リファレンスブック’として出版することは、時宜にかない社会的にも大変有意義なことです。また、PM学会としても研究成果を世の中に発信できることは、喜ばしいことです。

本書は、PM経験の豊富なメンバー(18人)により師匠、若手SE、PMOの3者の立場で、物語風にかかれていて、‘PMの本質’から‘プロジェクトの成功を目指す’まで、幅広く、わかりやすく整理されています。

本書が、IT企業のPM関係者(PM、育成担当、PMO、経営者)および、ユーザー企業(発注企業)のプロジェクト関係者の皆様に活用していただけたら幸いです。



PM学会は、1999年設立以来10年となり、研究大会、論文誌の発行、研究会活動、会員セミナー、国際大会等活発な活動を行い、会員数は約3000人になる等成長をしています。学会のビジョンとして、‘PMを学問・技術の体系として整備、確立、発展’、‘PMの技術、実践面での向上、PMの普及’を掲げています。本書の出版がビジョン実現の一助となることを期待しています。

また、研究の対象領域はパーソナルPM、個別プロジェクトのPM、エンタープライズPM、ソーシャルPMなど幅広く行っています。興味のある方は学会の活動に参加していただけたら幸いです。

最後に、ITプロジェクトのマネジメントで成果を上げた方が、将来、会社の経営のプロジェクトマネジャー、役員として成功されることを祈念します。

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