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やさしいからすぐに使える
はじめての機械設計

定価(税込)  2,200円

著者
サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-06168-4
コード C3053
発行月 2008年11月
ジャンル 機械

内容

本書は、従来の機械設計入門書のように機械工学の知識を前提として知識を積み上げていく内容ではなく、ねじや歯車といったひとつひとつの機械要素,そしてこれらを目的ごとに組み立てた機能設計、さらにはこれらを組み合わせた実際の装置へというように、常に図面化をしながら目的の装置を作るまでに必要な知識がえられるようになっている。なお、図面は2次元のみならず3次元でも表現し、よりわかりやすいものとしている。

目次

目 次

はじめに



第1章 機械要素を使いこなそう

1―1 ね じ

1―1―1 ねじを使う

1―1―2 ねじの原理

1―1―3 三角ねじの形状と名称(三角ねじを例に)

コラム 右ねじと左ねじ

1―1―4 ねじの進むピッチ―一条ねじと多条ねじ

1―1―5 ねじ山の種類―三角ねじの種類

1―1―6 締結ねじ部品の種類

1―2 軸、軸継手

1―2―1 軸を使う

1―2―2 軸の種類

1―2―3 軸継手を使う

1―2―4 さまざまな軸継手

1―3 歯 車

1―3―1 歯車を使う

1―3―2 歯車の種類

1―4 キー、ピン

1―4―1 キーを使う

1―4―2 キーの種類

1―5 軸 受

1―5―1 軸受を使う

1―5―2 転がり軸受―ラジアル玉軸受の特徴と使い方

1―5―3 転がり軸受―ころ軸受の特徴と使い方

1―5―4 転がり軸受―スラスト玉軸受の特徴と使い方

1―5―5 転がり軸受―スラストころ軸受の特徴と使い方

1―5―6 すべり軸受

1―6 ば ね

1―6―1 ばねを使う

1―6―2 ばねの種類

1―7 カ ム

1―7―1 カムを使う

1―8 ベルト伝動

1―8―1 ベルトを使う

1―9 チェーン伝動

1―9―1 チェーンを使う

1―9―2 ローラチェーンとスプロケット

コラム 市販品を使う

1―10 ガイド

1―10―1 ガイド



第2章 基本的な機能設計を学ぼう

2―1 結合・固定機能

2―1―1 さまざまな方法による結合・固定

2―2 回転機能

2―2―1 荷重と軸受のちがいによる回転機能部の組立設計

2―3 直進機能

2―3―1 さまざまなアクチュエータを使った直進機能

2―4 駆動機能

2―4―1 さまざまな駆動方式による駆動機能設計

2―5 リンクによる機能

2―5―1 リンクによる機能

2―6 調整機能

2―6―1 いろいろな調整機能

2―7 もれ防止機能

2―7―1 管用ねじによる密閉機能

2―7―2 いろいろな密封装置(シール)

コラム 振動で失敗



第3章 実際の製品を設計してみよう

3―1 駆動装置の設計

3―1―1 歯車駆動装置

3―1―2 ローラチェーン駆動装置の構成

3―1―3 タイミングベルト駆動の構成

3―2 回転軸の設計

3―2―1 壁面に取り付ける回転軸と軸受の設計

3―2―2 片側だけで支持する回転軸の設計

3―2―3 車輪・回転軸の設計

3―3 空圧の設計

3―4 クランプハンドの設計

3―5 パレット自動搬送機の設計

3―6 モータ用ブレーキの設計

3―7 スクリューコンベアの設計

3―8 送り装置の設計

3―9 大型車輪の設計

コラム 新規設計について



第4章 鉄鋼材料を知ろう

4―1 材料の強さ

4―1―1 材料にはたらく外力

4―1―2 材料の強さ

4―1―3 許容応力と安全率

4―2 材料の記号

4―3 鉄鋼材料



付 録 機械を設計するときに必要となる小物品と素材

(1)小物品の種類と分類

(2)六角ボルトの使用

(3)六角穴付ボルトの使用

(4)鉄鋼(板材1)

(5)鉄鋼(板材2)

(6)鉄鋼(丸棒)

(7)非鉄(板材)

(8)樹脂(板材)

(9)形鋼1

(10)形鋼2

(11)仕上・面肌記号

(12)ねじ部の設計

はじめに

はじめに

設計に使用する大もとの部品を機械要素といいます。これらは様々な機械に共通して使用できるように種類やサイズが規格化されており、極論すれば、設計とはこれら機械要素の使用方法を学び、自在に利用できるようにすることをいいます。

実際の設計は、機械要素の一つ一つの知識を元にして、これを起点としながら、機能を構成し、各パーツを組み立て、保持締結するという一連の計画を設計図面として表現します。例えば、歯車の知識から動力伝達に係わる機械回転部分の機能の構成の設計をしはじめます。

この本は、これから設計を学ぶ初心者や、すでにCADを使って製図をしているが実際の設計を身につけたい、などといった方を対象に、要素から機能、そして実際の組み立てへといった一連の作業に必要な知識を実際の製品例をまじえてわかりやすく解き明かしています。単なるCAD製図からCADを用いた「設計」へとブラッシュアップし、実際にモノづくりやエンジニアリングの設計に携わりたいと望んでいる方のためには最適な本です。

具体的には、次のような構成で実際の設計の流れに沿って知識が得られるように記述してあります。

第1章では、様々な機械要素の使い方と機能を解説して次の機能設計につなげます。

第2章では、基本の機能設計ができるように機械要素で様々な機能を図面化します。

第3章では、基本機能の知識を応用して実際の設計ができるように積み上げます。

第4章では、材料の強さと、鉄鋼材料で実際に設計で使う材料を多く紹介します。



また「どんな材料が市販にあるのか」「使えるサイズや形状や規格が実際にあるのか」などについても知っておく必要があるので、巻末に付録として紹介しました。



本書を、はじめて設計するための導入解説書として、読者自身が一日も早く実際の製品を設計できるようになることを願っております。





2008年11月

岡村 大

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