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基礎から学ぶ実践プレス加工シリーズ
プレス機械と金型・工具

定価(税込)  3,024円

編者
著者
サイズ A5判
ページ数 208頁
ISBNコード 978-4-526-06091-5
コード C3053
発行月 2008年07月
ジャンル 金属 機械

内容

本書は、プレス加工の大本となるプレス機械と金型・工具を取り上げた、シリーズの掉尾を飾るもの。プレス加工を実践的に行うにあたって必要なプレス機械および金型などの知識やノウハウを盛り込んだ内容となっている。

目次

はじめにi

第1章 プレス機械について

1.1 プレス機械と材料

1.2 日本のプレス機械の発展

1.3 プレス加工とプレス機械

1.3.1 プレス加工の概要

1.3.2 プレス機械と加圧機構

1.3.3 プレス機械の種類と系図

1.3.4 プレス加工温度とプレス機械

1.3.5 使用目的とプレス機械の特徴

1.4 プレス機械の仕様

1.4.1 公称能力、定格最大加圧力

1.4.2 公称能力発生点

1.4.3 作業エネルギ

1.4.4 ストローク長さ

1.4.5 ダイハイトとスライド調節

1.4.6 スライド寸法、ボルスタ寸法

第2章 プレス機械の種類と構造

2.1 プレス機械の種類と特徴

2.1.1 自動プレス、高速自動プレス、精密自動プレス

2.1.2 リンクプレス

2.1.3 ナックルジョイントプレス、ナックルプレス

2.1.4 ねじプレス、スクリュープレス

2.1.5 ACサーボモータ駆動プレス、ACリニアサーボ駆動プレス

2.2 油圧プレス

2.2.1 油圧プレスの種類と特徴

2.2.2 油圧プレスの仕様

2.3 プレスのフレーム構造の種類と特徴

2.3.1 C形フレーム

2.3.2 補強型C形フレーム

2.3.3 ストレートサイドフレーム、門形フレーム

2.3.4 組立フレームと分割構造および種類と特徴

第3章 プレス機械の駆動と重要な装置

3.1 プレス機械の駆動

3.1.1 プレス機械駆動方式の種類

3.1.2 機械プレスの駆動機構

3.1.3 クランクプレスの駆動機構

(直動、一段ギヤ掛け、二段ギヤ掛け)

3.2 機械プレスと油圧プレスの特徴比較

3.2.1 機械プレスと油圧プレスの特徴

3.3 プレス機械の重要装置

3.3.1 プレス機械の加圧ポイント

3.3.2 プレス機械のポイントの構造

3.3.3 フライホイールとエネルギ

3.3.4 クラッチとブレーキ

3.3.5 スライド

3.3.6 スライドガイド

3.3.7 プレス機械の変速とスライド速度の変速

第4章 プレス機械の周辺装置

4.1 プレス機械のその他の付属装置

4.1.1 プレス潤滑装置

4.1.2 バランスシリンダ

4.1.3 空圧回路と機器

4.1.4 プレス制御装置

4.1.5 プランジャとプランジャガイド

4.1.6 スライドノックアウト装置

4.1.7 ダイクッション装置

4.1.8 防振装置

4.1.9 インサートプレート

4.1.10 プレス機械の安全機能と安全装置

4.2 プレス機械と安全装置

4.2.1 光線式安全装置

4.2.2 ガード式安全装置 131

4.2.3 両手操作式押しボタン装置 131

4.2.4 手引き式安全装置 133

4.2.5 手払い式安全装置 134

4.2.6 静電容量式安全装置 134

4.2.7 制御機能付き光線式安全装置(PSDI) 134

4.2.8 その他の安全装置 135

4.3 プレス機械の精度136

4.3.1 プレスの静的精度 137

4.3.2 プレスの動的精度 138

4.3.3 プレス機械の用途と剛性 141

4.3.4 プレスの精度を維持する機構 142

4.3.5 プレス運動部のすき間と調整 142

4.3.6 プレスのたわみ剛性 143

4.4 プレス機械の安全と法律と規格148

第5章 自動化およびその他の塑性加工機械

5.1 送りの自動化151

5.1.1 ロールフィード送り装置 151

5.1.2 レベラーフィーダ 154

5.1.3 コイルライン装置 155

5.1.4 トランスファ送り装置 157

5.1.5 送り方式と最大絞り深さ 162

5.1.6 ロボット送り(直線フィーダ形、多関節ロボット) 164

5.1.7 ブランク材料供給装置 167

5.2 金型交換の自動化167

5.2.1 金型の移動装置 168

5.2.2 金型の位置決めと金型密着検出 172

5.2.3 金型の締め付け 172

5.2.4 自動化プレスラインとフレキシブル生産システム 173

5.3 その他の塑性加工機械178

5.3.1 バルジ成形機 178

5.3.2 ロール成形機 178

第6章 金型、工具

6.1 金型の持つべき特性181

6.2 金型の構造と部品名182

6.2.1 抜き型、サイドカット型 182

6.2.2 絞り型 184

6.3 コンパウンド型、よろめき型の構造186

6.4 しごき型188

6.5 精密打ち抜き型189

6.6 トランスファプレス機械用絞り型の構造と特徴192

6.7 手工具、治具194

6.7.1 手工具 194

6.7.2 両手押しボタン操作式のものに切り換えるためのガイドライン

195

索引197

はじめに

はじめに

プレス加工では「金型」「加工用材料」「プレス機械」という三つの要素の一つひとつが重要で、どれかひとつでも「品質」が不満足な場合は、「良いプレス加工」が行えないことが知られている。

第1の金型は、精密かつ正確な立体工具で、成形品の寸法と精度および成形上必要な情報のすべてが作り込まれた工具である。したがって、金型品質が悪ければ当然の結果として製品精度も悪い。

第2の材料は、引張り強さ、降伏点、硬度などを含む物性値、厚さの精度や平らさなどの幾何公差、摩擦抵抗に影響する表面粗さなど成形に大きく影響する。したがって、これらの条件が一定の範囲内に揃えられなければ、生産する度に品質のばらつきに悩まされることになる。

第3のプレス機械は、金型の持つ品質を最大限に引き出す機能が要求されるので、プレス機械が少々悪くても、金型さえ良ければ精度の良いプレス成形ができると考えるのは誤っている。最近では良いプレス加工は良いプレス機械が必要と誰でも知っている事柄であるが、「良いプレスとは何をもっていうか」ということは曖昧なところがあった。

21世紀に入って、急速にその地位を固め伸ばしているプレス機械がある。それはサーボプレスである。サーボプレスの出現によってプレス加工が革新されたといっても言い過ぎではないほどその機能の実力を証明し始めている。

本書では、「プレス加工の三要素」の中の「プレス機械」と「金型・工具」について解説するとともに、新しいプレス機械である「サーボプレスとそれを使ううえでのポイント」について述べている。



2008年5月著 者

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