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接着ハンドブック
―第4版―

定価(税込)  23,760円

編者
サイズ A5判
ページ数 1300頁
ISBNコード 978-4-526-05973-5
コード C3043
発行月 2007年12月
ジャンル 化学

内容

近年の接着剤と関連技術の進歩には目を見張るものがある。高機能化に加え、環境、安全、健康といった面も重要視されている。本書は接着の科学と技術を集大成したもので、接着剤、被着材、接着技術の基礎と応用などについてまとめている。日本接着学会40周年記念出版。

日本接着学会  著者プロフィール

編 集 委 員
委員長
小川 俊夫(金沢工業大学)
委 員
浅井大二郎(アイカ工業(株))
折口 俊樹(コニシ(株))
木村 和資(横浜ゴム(株))
木本 正樹(大阪府立産業技術総合研究所)

佐藤 千明(東京工業大学)
杉崎 俊夫(リンテック(株))
中壽賀 章(積水化学工業(株))
中村 吉伸(大阪工業大学)
永田 員也(岡山県工業技術センター)
西野  孝(神戸大学)
西森 昭人(兵庫県立工業技術センター)
若林 一民(エーピーエス リサーチ)

執筆者一覧(五十音順)
秋本 雅人(セメダイン(株))
浅井大二郎(アイカ工業(株))
天野 達也(日立化成ポリマー(株))
新井 康男(セメダイン(株))
飯田 隆文(ナガセケムテック(株))
石浦 一成((株)クラレ 化成品カンパニー)
井手本憲二(コニシ(株))
今中  誠(大阪教育大学)
今堀  誠(東亞合成(株))
上野 精記(新田ゼラチン(株))
宇留野道生(日立化成工業(株))
榎本 真也(コニシ(株))
及川 宏習(東亞合成(株))
扇澤 敏明(東京工業大学)
大久保政芳(神戸大学)
大西 邦弘(コニシ(株))
大西 哲弥(昭和高分子(株))
大山  眞((株)本田技術研究所)
尾形 陽一(電気化学工業(株))
小川慎太郎(コニシ(株))
小川 俊夫(金沢工業大学)
沖野 義郎(昭和高分子(株))
越智 光一(関西大学)
小野 拡邦(工学院大学,東京大学名誉教授)
折口 俊樹(コニシ(株))
加藤 信子((株)ブリヂストン)
唐木 琢也((株)東レ)
北崎 寧昭(元・ニチバン(株))
木下 武幸((株)J―ケミカル)
木村 恒雄(信越化学工業(株))
小長谷重次(名古屋大学)
斉藤  敦(セメダイン(株))
佐々木 裕(東亞合成(株))
佐藤 慎一(コニシ(株))
佐藤 千明(東京工業大学)
澤  俊行(広島大学)
三田 文雄(京都大学)
塩出 茂雄((株)アシックス)
清水 敏之(東洋紡績(株))
末松 幹敏(積水フーラー(株))
菅谷 英二(ダイワ精工(株))
杉崎 俊夫(リンテック(株))
鈴木 靖昭(日本車輌製造(株))
西願 雄貴((株)オーシカ)
高塩 治男(材料テクノサイエンスセンター)
滝  欽二(静岡大学)
瀧本 進一(昭和高分子(株))
竹田 昌代(精電舎電子工業(株))
竹村 彰夫(東京大学)
田中 博史((株)オーシカ)
谷口 和彦(コニシ(株))
寺井 宏介(東亞合成(株))
土井 正男(東京大学)
土井 幸夫(コンサルティング ケミスト
 元・昭和高分子(株))
道端 孝久(ヘンケルジャパン(株))
中島  徹(日澱化学(株))
永田 員也(岡山県工業技術センター)
永田 公一(京セラ(株))
永田 宏二(NPO接着剤・接着評価技術研究会)
中塚 康雄(日東電工(株))
仲前 昌人((株)クラレ)
永易  克(住化バイエルウレタン(株))
西野  孝(神戸大学)
長谷川博史(三洋化成工業(株))
秦野 恭典(独立行政法人 森林総合研究所)
服部 貴洋(東洋紡績(株))
早川  正(日本エヌエスシー(株))
早崎 達夫(積水フーラー(株))
林 誠二郎((株)オーシカ)
原賀 康介(三菱電機(株))
播本 信司(旭化学合成(株))
日野  実(岡山県工業技術センター)
平野 雅浩(日本化薬(株))
平松  実(オーエム産業(株))
藤井 一郎((株)オーシカ)
藤井  透(同志社大学)
藤松  仁(信州大学)
牧野 雅彦(日本シーリング材工業会)
松浦 信輝(コニシ(株))
松本 重幸((株)オーシカ)
光武 達雄(住化ケムテックス(株))
三刀 基郷(大阪市立大学)
南崎 喜博(日東電工(株))
峯浦 芳久(リンテック(株))
宮田 隆志(関西大学)
村田 則夫(NTTアドバンステクノロジ(株))
村中  誠(岡山大学)
森  昭如(日本エヌエスシー(株))
森田 裕史(独立行政法人科学技術振興機構)
森村 正博(新田ゼラチン(株))
柳川  悟(ショーボンド化学(株))
藪下 仁宏((株)アシックス)
山口 幸一(関西ゴム技術研修所)
山崎 一昭(コニシ(株))
山添 寛知(コニシ(株))
山田 英介(愛知工業大学)
山中 淳彦(東洋紡績(株))
山本 哲也(ピーアールシー・ジャパン)
吉澤 秀和(岡山大学)
若林 一民(エーピーエス リサーチ)
渡辺伊津夫(日立化成工業(株))
渡辺 浩佑(電気化学工業(株))

目次

第Ⅰ編 接着の科学
 1. 接着の基礎 
 2. 接着の界面化学 
 3. 接着の高分子化学序論 
 4. 接着の力学 
 5. 粘着の科学 
 6. 接着とシミュレーション 

第Ⅱ編 接着剤
 1. 序論 
 2. 天然物系接着剤 
 3. 生分解性接着剤 
 4. 合成樹脂系接着剤 
 5. ゴム系接着剤 
 6. エマルション系接着剤 
 7. 水性接着剤 
 8. 反応形アクリル系接着剤 
 9. 紫外線硬化形接着剤 
10. ホットメルト形接着剤 
11. 弾性接着剤 
12. 粘着剤・両面テープ 
13. フィルム状接着剤 
14. シーリング材 

第Ⅲ編 被着材
 1. 序論 
 2. 木材の接着 
 3. 金属の接着 
 4. 繊維の接着 
 5. プラスチックの接着 
 6. FRPの接着 
 7. ゴムの接着 
 8. セラミックスおよびガラスの接着・接合 
 9. 電子材料用途におけるセラミックの接合技術 

第Ⅳ編 接着技術の基礎
 1. 被着材の表面処理 
 2. 接着剤の選定と使用法 
 3. 接着剤の乾燥・硬化 
 4. 溶着 

第Ⅴ編 接着応用技術の実際
 1. 序論 
 2. 自動車工業における接着 
 3. 航空・宇宙分野における接着 
 4. 車両分野における接着 
 5. 土木における接着 
 6. 建築における接着 
 7. 木材工業における接着 
 8. 電気分野における接着 
 9. 電子分野における接着 
10. 包装分野における接着 
11. 繊維工業における接着 
12. シューズにおける接着 
13. スポーツにおける接着 
14. 衛生・医療分野における接着 
15. 情報産業における接着 
16. 日用品における接着 

付   録
 1. 接着剤の環境影響評価と法規則 
 2. 接着試験方法 
 3. 接着工業とその将来 

 索 引 

はじめに

 接着を目的とした接着技術協会が誕生したのが1961年、日本接着協会が設立されたのが1964年、そして日本接着協会誌が刊行されたのが1965年であり、それに伴って我が国の接着研究は極めて盛んになってきた。そして本書「接着ハンドブック」の初版は1971年に井本稔教授を編集委員長として出版された。その後9年を経て1980年に第2版が新保正樹教授を編集委員長として出版された。1994年は日本接着学会発足30周年に当たり、国際シンポジウムが横浜で開催された。同時に本書の改訂が検討され1996年に第3版が中前勝彦教授を編集委員長として1、600ページに及ぶ大冊となって出版された。この国際シンポジウムを契機に接着関係の国際的動きが活発になり、1998年にはドイツのGarmisch Partenkirchenで第1回目の国際接着会議が開催された。引き続いて2002年には米国Florida州のOrlandoで第2回国際接着会議、2006年には第3回国際接着会議が中国の北京で開催された。この他にもアジア地区の接着会議など接着関連の国際会議が多くなっている。同時に過去10年間に接着関係に関する膨大な論文と技術資料が公表されている。

 このように接着関係の研究や活動が活発になっていることでもあるので、10年に1回程度の本書の改訂は必要ではないかという意見が日本接着学会誌の編集委員会で持ち上がった。2004年頃から同誌編集会議のかたわら、本書改訂の検討を開始した。理事会の了承を得て、本書の編集委員会を発足させ、出版元である日刊工業新聞社大阪支社の辻総一郎氏のご意見を伺いながら具体的検討に入った。本書編集に当たっては原則第3版の構成に準ずること、ページ数をできるだけ抑えること、執筆者は原則現役者に限り、産官学からの幅広いメンバーに執筆依頼すること、図表をできるだけ取り入れることなどの基本方針が打ち合わされた。そして、運営の都合上全体の編集委員長を当時学会誌編集委員長であった私(小川)が兼任することとし、各編の編集責任者を以下のように決定した。

第Ⅰ編 接着の科学 西野孝(神戸大学)、佐藤千明(東京工業大学)、中壽賀章(積水化学工業)
第Ⅱ編 接着剤 杉崎俊夫(リンテック)、折口俊樹(コニシ)
第Ⅲ編 被着剤 永田員也(岡山県工業技術センター)、中村吉伸(大阪工業大学)
第Ⅳ編 接着技術の基礎 小川俊夫(金沢工業大学)、若林一民(ノガワケミカル)
第Ⅴ編 接着応用技術の基礎 木村和資(横浜ゴム)、浅井大二郎(アイカ工業)
付録  木本正樹(大阪府立産業技術総合研究所)、西森昭人(兵庫県立工業技術センター)

 各編の編集責任者を中心に執筆者を選任した後、全体を調整した。

 実際に取り掛かってみると、執筆期間が限られていることに加え、日本の産業界は低迷期を脱して極めて多忙な状態にあるため、特に企業関係者にはかなりなご無理をお願いした結果になってしまったが、多くの方々に執筆の面で協力して頂いたことに深く感謝する。なお、多数の執筆者の協力によって原稿が作成されているため、字句や形式を含めた全体の統一性をあまり厳密に行っていると、限りなく時間が過ぎてしまい、第4版出版の意味が薄れてしまうおそれがあるので、ある意味で見切り発車的なところもあったことはご容赦願いたい。それにしても第3版が出版されて10年も経過すると、基礎的分野はともかく、応用的な分野には大きな変化が見られる。また、接着の分野でも安全、安心に配慮することが一層重要になってきたが、接着に関連する法規制などについて「付録」にかなり詳しく記述されている部分などは、実務にも大いに役立つものと期待している。

 おわりに、多忙な中にありながら出版にご尽力戴いた編集責任者、執筆者、日刊工業新聞社大阪支社事業出版部および(株)日刊工業出版プロダクションの諸氏に再度心から深く御礼申し上げたい。
 2007年12月
 編集委員長  小川 俊夫  

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