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制御技術者のための組込みシステム入門

定価(税込)  2,808円

著者
サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-05841-7
コード C3053
発行月 2007年03月
ジャンル 機械

内容

工業製品にマイクロチップとソフトウェアを有機的に組み込むことで小型・軽量・高機能などの特徴をもたせる組込み技術は応用分野が拡大の一途をたどっている。本書は、実際の製品開発に役立つようにハードウェアとソフトウェアの両面から組込み技術を実務的に解説する。

坂巻佳壽美  著者プロフィール

坂巻 佳壽美(さかまき かずみ)

1974年 日本大学理工学部電気工学科卒
  現 在 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
     研究開発部第一部 ITグループ長
     マイコンの誕生ともに応用製品の開発にかかわりはじめ、制御システムの信頼性向上をテーマに、中小企業の組込み製品開発への技術支援を行ってきている
著 書 「組込みシステム用語早わかり」オーム社、2006.4、共著
     「組込みシステム開発のためのエンベデッド技術」電波新聞社、2003.11、共

     「見てわかるVHDL」工業調査会、2002.5
     「見てわかるディジタル信号処理」工業調査会、1995.4
     「やさしい制御システム・実習編」日刊工業新聞社、1996.9
     「やさしい制御システム・基礎編」日刊工業新聞社、1995.4  など

目次

本書を読んでいただきたい読者とは(まえがきにかえて)

プロローグ マイコン以前の関連知識
1. アナログ信号とディジタル信号
2. ディジタルICの種類
3. ディジタル回路の種類
4. データの内部表現

第一部 ハードウェア開発—————————————————
 第1章 マイコンの基礎知識
1. マイコンの歴史と将来
2. コンピュータの構成
3. マイコンの構成
4. バス構成
5. マイコンの動作

 第2章 マイコンを支える周辺技術
1. 割込み処理
2. パイプライン
3. キャッシュメモリ
4. DMA
5. 仮想記憶
6. 低消費電力化

 第3章 組込みシステムの概要
1. 組込みシステムとは
2. 組込みシステムの基本構成
3. 組込みシステムの事例紹介
4. 組込みシステムの動向
5. 組込みシステムに求められるもの

 第4章 基本I/O技術
1. I/Oインタフェースの構成
2. パラレルI/O
3. シリアルI/O
4. タイマ/カウンタ
5. アナログI/O

 第5章 周辺とのインタフェース
1. 外部バス規格
2. 基本外部入力回路
3. 基本外部出力回路
4. センサ
5. アクチュエータ
6. 電源回路

 第6章 SoC設計
1. 基板設計からチップ設計へ
2. HDLとFPGAによるIC設計
3. FGPAの設計手順
4. 新しい開発手法

第二部 ソフトウェア開発—————————————————
 第7章 プログラミングの基礎知識
1. プログラミングに必要なハードウェアの知識
2. 定数と変数
3. 算術演算と論理演算(演算処理)
4. 構造化プログラミング
5. ひとまとまりの処理(関数、サブルーチン)

 第8章 C言語の一般的な知識
1. C言語によるプログラムの開発手順
2. プログラムの書き方の基本
3. データ型の種類
4. 変数名の付け方
5. 演算子
6. 制御構造
7. 配列と構造体
8. 関数
9. 変数の通用範囲

 第9章 組込みに固有なC言語の知識
1. 組込みシステムのmain()
2. メモリマップ
3. エンディアン
4. ポインタ
5. 割込み処理

 第10章 リアルタイム処理
1. リアルタイム処理の必要性
2. OSとは
3. リアルタイムOS
4. リアルタイム処理プログラム記述例

第三部 組込みシステム開発
 第11章 組込みシステムの開発
1. 開発プロセス
2. 安全性設計
3. 筐体設計
4. テスト
5. デバッグ
6. 保守

参考資料
索引

はじめに

本書を読んでいただきたい読者とは
(まえがきにかえて)
 
何の技術でもそうですが、普及・発展が進むとともに技術は進歩し、知っていなければならない関連知識の蓄積が膨大になります。そのため、途中から参入する初学者にとっては、その技術への第一ステップが高くて、最初の一歩が踏み出しにくいという傾向にあります。
 
まさに、組込みシステム技術がその例と言えるでしょう。すでにマイコンは、誕生してから35年が過ぎてしまいました。今日、求められている組込みシステム技術者を目指すためには、それなりの覚悟が必要と思われます。しかも、組込みシステム技術はさらに進歩発展し続けている技術であるため、日々、そのステップは高くなる一方です。

本書は、そのような第一歩を踏み出そうとしている初学者のために、12段のハシゴを用意しました。つまり、組込みシステム技術の第一ステップの内容を12分割し、かつやさしく説明することにより、これから組込みシステム技術者を目指す人たちを支援することを目的としています。

組込みシステム技術者を目指そうと思っている人は、まず本書からスタートしてください。また、すでに組込みシステム技術の専門書を購入したけれど、その第一歩目でつまずいている人には、その専門書を無駄にしないためにも、本書から再挑戦し直して助走を付けてください。

本書は、あなたの組込みシステム技術者としてのデビューを支援します。そして組込みシステム業界では、あなたのデビューを待っています。

2007年3月 
坂巻佳壽美

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