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絵とき「フライス加工」基礎のきそ

定価(税込)  2,376円

著者
サイズ A5判
ページ数 248頁
ISBNコード 978-4-526-05839-4
コード C3053
発行月 2007年03月
ジャンル 機械

内容

著者の実技指導の経験をベースとして、フライス加工の基礎をわかりやすく解説した入門書。「フライス加工とは何か」、「どのような動きをし、どんなモノが加工できるか」からはじまり、そのために必要となる要点までをやさしく解き明かす。

澤 武一  著者プロフィール

澤 武一(さわ たけかず)
1977年3月 滋賀県生まれ
1999年3月 職業能力開発大学校 生産機械工学科 卒業
2001年3月 職業能力開発総合大学校 工学研究科 機械専攻 修了
2004年2月 国家検定1級技能士取得(機械加工職種、機械保全職種)
2005年3月 熊本大学大学院 自然科学研究科 生産システム科学専攻 修了
      博士(工学)
2005年4月 職業能力開発総合大学校 精密機械システム工学科 助手
2005年6月 富士フイルムグループ フジノン佐野株式会社6カ月実務研修
      カメラ鏡筒部品の切削加工,レンズ金型の超精密加工を学ぶ
2005年11月 熊本大学「博士論文」にて精密工学会九州支部奨励賞受賞
2006年7月 若年者ものづくり競技大会「フライス盤」競技委員
2007年3月 技能グランプリ「フライス盤」競技委員

精密工学会会員  超砥粒ホイールの研削性能に関する研究専門委員
砥粒加工学会会員 若手会(通称:山椒魚)実行委員
専門分野:砥粒加工、切削加工、超精密加工
著書「絵とき 旋盤加工 基礎のきそ」(日刊工業新聞社)

目次

はじめに

第1章 知っておきたい機械加工の種類とフライス盤の各部の名称と働き
 1-1 加工とは?
 1-2 機械加工の種類
 1-3 切りくずと工作物
 1-4 切削加工の種類(フライス加工と旋盤加工)
 1-5 いろいろなフライス盤の種類(立フライス盤と横フライス盤)
 1-6 立フライス盤の構造
 1-7 立フライス盤の大きさ
 1-8 立フライス盤の座標系
 1-9 立フライス盤の各部の名称と働き

第2章 知っておきたいフライス工具の種類と特徴
 2-1 正面フライス
 2-2 エンドミル
 2-3 いろいろなフライス工具

第3章 フライス加工の手引き
 3-1 5S運動
 3-2 機械加工を行うための服装
 3-3 掃除が一番大事!!(切りくずの取り扱い)
 3-4 フライス加工に必要な工具
 3-5 フライス加工で使用する主な測定器
 3-6 ノギスと各種マイクロメータの取り扱い方と測定方法
 3-7 フライス盤を使用する前の点検項目と精度検査
 3-8 各種切削工具の取り付け方
 3-9 バックラッシとは?
 3-10 バックラッシの確認
 3-11 バックラッシの取り除き方
 3-12 フライス加工中における立ち位置と作業姿勢
 3-13 フライス盤作業終了後のテーブル、サドル、ニーの位置

第4章 知っておきたいフライス加工の切削現象と基本理論
 4-1 フライス加工と旋盤加工の違い
 4-2 切削加工の3条件
 4-3 切削速度とは?
 4-4 正面フライス加工とエンドミル加工の切削条件
 4-5 アップカットとダウンカット(上向き切削と下向き切削)
 4-6 アップカットとダウンカット(上向き切削と下向き切削)の特徴
 4-7 背分力によるオーバーカットとアンダーカット
 4-8 フライス盤で使用されるテーパの種類

第5章 フライス盤でできる加工のいろいろ
 5-1 正面フライスによる角材からの六面体加工
 5-2 正面フライスによる角材からの六面体加工(その2)
 5-3 正面フライスによる丸棒からの六面体加工
 5-4 エンドミル加工
 5-5 面取りフライスによる面取り加工
 5-6 コーナRカッタによるR加工
 5-7 ドリルによる穴あけ加工
 5-8 T溝フライスによるT溝加工
 5-9 穴用面取りフライスによる穴の面取り加工
 5-10 沈めフライスによる座ぐり加工
 5-11 けがき作業
あとがき
索  引

はじめに

  本書で解説するフライス加工は、六面体(立方体)を基本とする加工です。一見簡単な加工に思われますが、実は簡単ではありません。フライス加工は、「平行」や「直角」など図形の基本をつくる加工法です。「平行」、「直角」と言葉にするのは簡単ですが、「平行」・「直角」を精度良くつくるためには非常に高度な技能と知識が必要です。ですから、「フライス加工は難しいなぁ」と実感できたとき、フライス加工を理解できた第一歩だと考えてもよいでしょう。そして、もう一歩先に進むためには、フライス加工の理屈を理解することが必要です。フライス加工の切削現象を理屈で考えることができ、実技が伴えば、一流技能者の仲間入りができるのではないかと思います。

本書は、職業能力開発総合大学校で行っている1年生のフライス加工実習を写真に撮り、解説を加えています。私自身、未熟な知識と技能ですので、十分な解説はできませんが、現場で指導している経験を生かして執筆させていただきました。この本が、これからフライス加工を学ぶ若者たちの道標となり、フライス作業の一助になれば嬉しく思います。また、すでにフライス加工をご存知の読者には、改めてフライス加工を見直す教材となれば幸いです。

2007年3月
澤 武一

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