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今日からモノ知りシリーズ
トコトンやさしいミネラルの本

定価(税込)  1,540円

著者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-05615-4
コード C3034
発行月 2006年03月
ジャンル ビジネス

内容

環境汚染や健康ブームの影響で、食材選びや食に対する健康管理への関心が高まっている。本書はその中でも関心が高く、60種以上も体内で活躍していることが確認されているミネラルについて、その概要、種類、性質、そして健康への効用などについて、わかりやすく紹介。

谷腰欣司  著者プロフィール

谷腰欣司(たにこし きんじ)
1944年 長野県に生まれる
現在 科学評論家
技術コンサルタント
(株)開発技術研究所 技術顧問
関東能開大学 客員教授

●主な著書
『電気とからだ』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしい水の本』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしいモータの本』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしい電波の本』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしい光の本』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしい超音波の本』(日刊工業新聞社)
『トコトンやさしい電気の本』(日刊工業新聞社)
『ビギナーのための電子回路集』(日刊工業新聞社)
『ビギナーのための小型モータ回路集』(日刊工業新聞社)
『ビギナーのためのセンサ回路集』(日刊工業新聞社)
『超音波とその使い方』(日刊工業新聞社)
『磁石とその使い方』(日刊工業新聞社)
『光センサとその使い方』(日刊工業新聞社)
『小型モータとその使い方』(日刊工業新聞社)
『DCモータ活用の実践ノウハウ』(CQ出版社)
『センサーのしくみ』(電波新聞社)
『小型モータのしくみ』(電波新聞社)
『DCモータの実用技術』(電波新聞社)
『ブラシレスモータの実用技術』(電波新聞社)
『図解レーザーのはなし』(日本実業出版社)
『図解電波のしくみ』(日本実業出版社)
『図解センサのしくみ』(日本実業出版社)
『図解ミネラルのはなし』(日本実業出版社)

◎技術指導(有料)、技術講演のお問い合わせはFAXで
 お願いします
 FAX 0285(24)3902(谷腰コンサルタント事務所)
 URL http://www.kaigiken.com

目次

第1章 ミネラルとは(ミネラル入門)
1 ミネラルとはどのようなものか「ミネラルパワーで健康長寿」
2 必須ミネラルとは「人のからだに絶対必要なミネラル」
3 健康とミネラルの関係「健康維持はミネラルバランスから」
4 ミネラルはからだに不可欠な栄養素である「ミネラルの主な役割」
5 からだの中には沢山のミネラルが使われている「ミネラルはからだの中で活躍する」
6 ミネラルは栄養素と結合して活躍する「ミネラルは微量でもすごいはたらきがある」
7 ミネラルは毒にも薬にもなる「ミネラルは食べ方で、毒にも薬にもなる」
8 酵素とミネラルのはたらき「酵素とミネラルはからだのはたらきを活発にする」
9 からだに悪いミネラルもある「猛毒のミネラルもある」
10 海洋はミネラルの宝庫「海水には沢山のミネラルがある」
11 日本の土壌はミネラルが少ない?「同じ食材でも産地によって栄養価が異なる」12 ミネラルと身近な食品「ミネラルはタンパク質や脂肪、炭水化物を活性化する」

第2章 いろいろなミネラルのはたらき
13 カルシウムは骨格をつくる「カルシウムは骨の主成分である」
14 マグネシウムも歯や骨格を作る「マグネシウムは酵素のはたらきを活発にする」
15 ナトリウムが欠乏すると筋肉がケイレンする「ナトリウムが不足すると神経伝達ができない」
16 カリウムバランスが崩れると心臓が止まる「カリウムバランスは心臓のはたらきと直結している」
17 亜鉛を食べれば老人も若者に変身「亜鉛を食べて若者並みのからだに」
18 りんは生命に最も近いミネラルである「骨はりんとカルシウムで造られている」
19 鉄分が不足すると貧血になる「鉄分が不足すると目まいがする」
20 マンガンが欠乏すると生殖能力が低下する「マンガンはいろいろな内臓を造る」
21 三価クロムは糖尿病の予防薬になる「三価クロムが欠乏すると糖尿病になる」
22 貧血予防には銅も必要「銅と鉄の関係は深く、体内ではどちらも必要」
23 セレンはからだの免疫力を高める「セレンを摂取すると免疫力が高まる」
24 昆布(こんぶ)を食べればハゲにならない?「よう素はホルモンを合成する」
25 金はミネラルの王様か?「金(ゴールド)は体内ではあまり重要ではない」
26 裏方で活躍するミネラル「そのほかのミネラル」

第3章 ミネラルとおいしい水
27 おいしい水とは「おいしい水の条件とは」
28 まずい水の原因は何か「まずい水の代表はカビ、カルキ臭、である」
29 水道水とミネラルウォータ、どこが違う「無機塩類をほどよく含んだ飲料水のこと」
30 硬水と軟水はどこが違う「かたい水とやわらかい水」
31 酸性とアルカリ性どこが違う「pH7が中性。これより小さいと酸性、大きいとアルカリ性」
32 酸化と還元はウラ、オモテの関係「酸化と還元は表裏一体」
33 酸化水と還元水の違い「酸化と還元は正反対の現象」
34 水の酸化還元電位とは「良質なミネラルウォータは50〜150mVのORP」
35 還元水の作り方「自分で還元水を造る方法」
36 還元水は食品の腐敗を防止する「還元水は水や食品の腐敗を防止する」
37 人間の体重の60%は水「からだの水分量は年齢、男女により異なる」
38 水は体温調整に使われている「水の「暖めにくく冷めにくい」性質を応用」
39 病気を治す不思議な水?「水にはいろいろな力がある」
40 君は水の分子を見たことがあるか?「水の分子は共有結合している」
41 きれいな水は電気を通さない?「水清ければ魚棲まぬ」

第4章 塩と私たちの暮らし
42 塩はどこで採れるのか?「塩の素はどこにあるのか」
43 塩素は胃の消化液をつくる「胃の消化液は塩素でつくられている」
44 水道には多量の塩素が含まれている「水道水は塩素で殺菌、消毒している」
45 海水から淡水をつくる「海水を真水(まみず)に変えるには」
46 ミネラル豊富な海洋深層水「海洋深層水はミネラルが豊富である」
47 海水はどうして飲めないの?「海水を大量に飲めば脱水症状になる」
48 塩を制するものは料理を制する「料理のコツは塩加減から」
49 塩に関する諺(ことわざ)「塩にはいろいろなことわざがある」

第5章 おもしろいミネラルのはなし
50 人の体はミネラルと窒素、炭素それに水からつくられている「人間の体重の63%は酸素である」
51 ミネラルがなければ神経伝達ができない「ミネラルは神経伝達の役割をする」
52 人の寿命は活性酸素で決まる?「人の寿命には活性酸素も関係する」
53 活性酸素には善玉と悪玉がある「活性酸素は適量なら善玉、増えすぎると悪玉に変身する」
54 ミネラルは活性酸素を退治する「ミネラル水を飲めば活性酸素を抑制できる」
55 血液の色はなぜ赤い「赤い血液は酸化鉄の色」
56 医王石には沢山のミネラルが含まれている「医王石はミネラル豊富な薬石である」
57 神秘の力を持つゲルマニウム「ゲルマニウムは免疫力を高める」
58 ラジウムもラドンも放射能を出している「ラジウム温泉にはラドンも同居している」
59 温泉の効用はミネラルで決まる「皮膚を通しても病気の治療や健康に役立つ」
60 アルツハイマー病はアルミの摂りすぎか?「人体にアルミは必要だが、摂り過ぎはよくない?」

第6章 ミネラルの雑学コーナー
61 ビタミンとミネラルの役割「ミネラルとビタミンはノンカロリーの栄養素」
62 赤い血液と青い血液、どちらが優れている?「赤い血は青い血より優れている」
63 相性の悪いミネラルもある「仲の悪いミネラルたち」
64 ミネラル(無機質)と灰分はどこが違う?「ミネラルと灰分はイコールではない」
65 希土類金属は魔法のミネラル「希土類金属を制するものは国を制する」
66 炭を入れるとご飯がおいしく炊ける「備長炭を入れてご飯を炊くとおいしくなる」
67 ブリキとトタン板どこが違う「トタン板の方がさびにくい」
68 ルビーやサファイアはアルミニウムからできている「宝石の元はアルミニウムである」
69 鉄さびで使い捨てカイロができる「鉄がさびると熱を出す」

【コラム】
人のからだは一日2リットルの水を必要とする
飲料水のペーハー(pH)は中性が良い
名水には年齢がある
ヨルダンの死海は人間も浮かぶ
電子レンジで水がおいしくなるか

参考文献

はじめに

地球温暖化や環境汚染が問題となっている今日、食材選びや健康管理に皆さんの関心が一段と高まってきました。また新聞やテレビなどでも連日のように環境汚染や食品に対する安全基準の問題が報道されています。このため各種の健康食品や、ミネラルやビタミン類の強化食品、無添加、無農薬を強調した食品の広告がよく目につきます。

ところで、私たちのからだは、さまざまな食べ物によって維持されています。たとえば骨格を構成したり、血液や臓器を造ったり、その他、生きていくうえで必要な、ありとあらゆる生理作用を営んでいます。

その中でミネラルの果たす役割は大きく、五大栄養素の一つに数えられています。 その主なものを取り上げると、歯や骨格を構成するいわゆる人体の構造材料としてのはたらき、からだの発育、新陳代謝をつかさどるホルモンとしてのはたらき、その他、神経細胞膜を包む体液に溶けてイオンとして活躍するはたらきもあります。またこれらの生理作用にはカルシウムやりんをはじめ、鉄、ヨード、ナトリウム、カリウム、その他のミネラルが使われています。

しかしその量は微々たるもので、体内存在量は全体重のおよそ4%程度です。このようにミネラルの必要量は非常に少量ですが、からだに与える影響は大きく、これがなければ生きていくことができません。たとえば、タンパク質をいくら摂っても必要なミネラルとの組み合わせがなければ、その栄養を吸収することができません。またビタミン類をいくら摂っても、目的に合ったミネラルがなければ、そのビタミンはむだになってしまいます。

このようにミネラルは私たちのからだにさまざまなかたちで関与し、健康維持に大きく貢献しています。しかし、このミネラルという物質は非常に身近でありながら、一般の人たちには、あまりよく知られていないのが実状です。

そこで本書では、ミネラルの概要についてやさしく触れ、あわせてミネラルと私たちの関係をわかりやすく説明します。なお、これまでミネラルの性質や栄養との関係を勉強しようと思っても難しい化学式が並ぶ専門書ばかりで、出てくる用語も難しいものばかりでした。そのような状況を踏まえ、本書ではイラストをふんだんに使い、化学式はできるだけ避け、また難解な用語にはやさしい説明を加え、一般の方々にも何とかミネラルの性質が分かるように筆者流の説明を展開しました。

以上が本書の主な特徴です。これを機会に読者の方々にミネラルについて少しでも興味を持っていただければ幸いです。なお、本書の執筆に際し、多くの文献および関係資料を利用させて頂いたことを、ここに厚く御礼申し上げます。また、本書の出版に際し、何かとご配慮いただいた日刊工業新聞社出版局書籍編集部の方々をはじめ、関係各位に心から感謝します。

2006年3月1日 
谷腰欣司

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