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環境調和型新材料シリーズ
太陽電池材料

定価(税込)  3,024円

編者
サイズ A5判
ページ数 304頁
ISBNコード 978-4-526-05581-2
コード C3043
発行月 2006年01月
ジャンル 化学

内容

近年地球環境への負荷を減らすべく様々な試みがなされる中、電気をクリーンに発電する「太陽光発電」がより大きな注目を集めている。本書は第一線の研究者達が、各々の材料研究開発の戦略からコンセプト、哲学までを解説し、太陽電池材料の全体を一冊で網羅できる内容。

目次

まえがき  
執筆者一覧  

〈総論〉
1 原理、基礎(環境効果)  
2 さまざまな太陽電池―製造法とその特徴
3 太陽光発電システムの原理(系統連系)  
4 太陽光発電システムの技術課題  
5 太陽光発電システムの動向  

〈各論〉
1 住宅用太陽電池  
1.1 多結晶シリコン太陽電池の将来展望   
1.2 新型単結晶系太陽電池(HIT太陽電池)の開発   
1.3 建材一体型薄膜太陽電池   
1.4 ソーラーグレードシリコン   

2 電力用太陽電池  
2.1 大面積薄膜太陽電池モジュールの製造   

3 宇宙用太陽電池  
3.1 宇宙用超高効率太陽電池   
3.2 宇宙用化合物薄膜太陽電池   
4 軽量フレキシブル太陽電池  
4.1 超薄膜シリコン太陽電池   
4.2 フレキシブル薄膜シリコン太陽電池   
4.3 フレキシブル化合物薄膜太陽電池   

5 新型太陽電池  
5.1 薄膜シリコン太陽電池の将来戦略   
5.2 薄膜シリコン材料   
5.3 ワイドギャップ化合物薄膜太陽電池   
5.4 CIGS系タンデム型太陽電池   
5.5 色素増感型太陽電池の将来戦略   
5.6 固体化色素増感太陽電池  
5.7 有機薄膜太陽電池   
5.8 新概念太陽電池   

6 太陽光発電システム  
6.1 太陽光発電と貯蔵技術   

〈結び〉
1 持続可能社会への道筋―太陽光発電産業の普及シナリオ  
2 これからの太陽光発電に期待するもの  

索引  

はじめに

  21世紀に解決が迫られている課題の中で環境問題とエネルギー問題は重要な課題でしょう。(社)日本セラミックス協会は環境に調和した科学技術でこの問題に貢献すべきだと考え、「環境調和型新材料シリーズ」を日刊工業新聞社と協力して出版することにしました。高機能を持った新素材・新材料の出現によりシステムが根本から変わることが多いでしょう。それ故、材料を重視した基本的な技術開発に役立つ“物づくり-材料開発”への要求があります。「環境調和型新材料シリーズ」の「太陽電池材料」は環境調和型エネルギー材料の必要性と将来性を伝える夢のある本を狙っています。

 本書のコンセプトは単なる現状整理の本ではなく、従来から太陽電池を研究してきた人、これから太陽電池の研究・開発を行おうとする人、新しく太陽電池のテーマを立ち上げようとする人に実際に役に立つ材料研究・開発のコンセプトを教える本で、大学生程度で読めるような平易な文章で書かれています。
 それぞれの研究・開発グループは独自の研究開発の戦略、コンセプト、哲学を持ち、それをベストだと信じて研究を進めておられます。単なる最新情報、レビューの本は数多くありますが、研究開発のコンセプトにまで触れて書いてある本はほとんど見かけません。研究開発のコンセプトは、他の領域の物づくりにも適応できる息の長い基本的なものでありましょう。この領域(エネルギー、環境など)の著作は多く、関心のある読者層は多いでしょう。単なる最新情報、レビューの本ではなく、研究開発のコンセプトにまで触れて書いてある本という点で貴重な著作と考えます。

 本書は、総論、各論、結びの3編からなります。各論が本書のコンセプトを盛り込んだ特徴を発揮する編ですが、太陽電池の初心者でも各論が読めるように教科書的な内容を総論に盛り込み、本書だけで太陽電池の全体像がつかめるようにしました。最後に結びを入れて太陽電池の大きな指針を盛り込みました。

 本書の出版に当たり、“太陽電池材料”編集委員、(社)日本セラミックス協会出版委員会、(社)日本セラミックス協会の編集の方々、日刊工業新聞社には大変お世話になりました。記して御礼申し上げます。

 2006年1月
(社)日本セラミックス協会
“環境調和型新材料シリーズ”:“太陽電池材料”編集委員会
委員長  木島 弌倫

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