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プラスチック成形加工 基礎と実務
―射出成形から二次加工まで―

定価(税込)  3,024円

著者
サイズ A5判
ページ数 260頁
ISBNコード 978-4-526-05566-9
コード C3053
発行月 2005年12月
ジャンル 機械

内容

プラスチックは、日常生活に欠かせない存在となっている。それだけに書籍は多数刊行されているが、成形加工の視点からまとめられたものは少ない。本書はこの面からアプローチし、プラスチックから加工法まで初心者でも理解できる内容になって実務者必携の書。

目次

目 次



第1章 プラスチックとは

1.1 プラスチックの定義

1.2 原子(Atom)

1.3 分子(Molecule)

1.4 高分子(High Molecule, Polymer)

1.5 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂

1.6 結晶性樹脂と非晶性樹脂

1.7 プラスチックの改良

1.8 汎用プラスチック

1.9 エンジニアリングプラスチック(Engineering plastic)

1.10 スーパーエンジニアリングプラスチック

(Super Engineering Plastic)

1.11 熱硬化性樹脂(Thermo set resin)

1.12 プラスチックの成形特性



第2章 各種プラスチック成形

2.1 スクリューを使用しない成形方法

2.2 スクリューを使う成形方法



第3章 射出成形

3.1 射出成形の基礎

3.2 型締め装置(Clamping Unit)

3.3 型締め装置の選定

3.4 射出装置と可塑化装置

3.5 射出成形用金型

3.6 射出成形の不良と成形条件対策

3.7 射出成形の操作の基本

3.8 射出成形の各種



第4章 プラスチックの二次加工

4.1 溶着(Welding)

4.2 プラスチックの加飾(Plastic Decoration)



第5章 周辺設備

5.1 冷却水制御関係

5.2 乾燥機

5.3 混合機

5.4 粉砕機

5.5 取り出し機



第6章 プラスチック関連設備の駆動装置

6.1 油空圧の基礎

6.2 動力源

6.3 圧力制御

6.4 方向制御弁

6.5 流量制御弁(Flow Control valve)

6.6 アクチュエーター(Actuator)

6.7 電磁比例弁

6.8 プレフィル弁(Pre fill valve)

6.9 油圧回路例

6.10 省エネルギー設計

6.11 閉ループ制御と開ループ制御

6.12 電動機制御



参考文献

索引

はじめに

序 論

プラスチックが誕生してから、まだあまり年数は経っておらず、後ほど樹脂材料のところで紹介するように、本格的に使われ始めたのは第二次世界大戦のずっと後のことである。しかし、今では我々の日常生活の周りにはプラスチックが溢れており、プラスチックのない生活は考えられない。

家の中を見渡すと、テレビやパソコン、CD、MD、DVDなどのプレーヤー、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの筐体もプラスチックであるし、それらの中を分解すると、また多くの部品がプラスチックで作られている。

自動車においても、外装向けとしては、バンパー、ヘッドライト、サイドミラーなど、内装では、インストルメントパネル、メーター、オーディオ部品、ハンドル、シート、天井、ドア、サンバイザーなどにもプラスチックが使われている。ボンネットを開けると、エンジンカバー、インテークマニホールド、フューエルポンプなどもそうである。

コンビニエンスストアに入れば、お茶や清涼飲料の容器はペットボトル、チョコレートや菓子の包装は透明なプラスチックフィルムである。家庭の下水や上水は塩ビ管やポリエチレン管であるし、スーパーマーケットでのポリ袋やボールペンやサインペンなどの文房具もプラスチックである。プラスチックの成形品形状の自由さによって、デザインの幅も広くなり、生活の便利さとともに世の中が明るくなってきた感さえある。

プラスチックは、金属と比較して成形温度が低いために、その成形は金属よりもずっと簡単であり、材料の種類にも各種のものがある。テレビなどの筐体や菓子カバーのフィルムの材質は同じものではないし、成形方法も異なっている。

プラスチックを勉強するにあたって、まず、プラスチックの分類と種類、また、その成形方法各種を紹介していき、特にプラスチック成形の中でも主流の射出成形について詳細な説明を加える。

射出成形においては、製品設計のポイント、成形不良現象とその対策、および成形作業にあたっての留意点などについての説明も加えた。



2005年10月



有方広洋

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