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よくわかるICタグの使い方

定価(税込)  1,944円

著者
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サイズ A5判
ページ数 128頁
ISBNコード 978-4-526-05466-2
コード C3054
発行月 2005年05月
ジャンル 電気・電子

内容

ICタグの仕組み、形、特徴、そして作り方や使い方までをRFID技術などの基礎技術から実際の活用事例やUHF帯などの最新情報までを含めて、イラスト入りでわかりやすく紹介した入門書。キットを使い、実際にICタグを作ったり使ったりする項目もあり、楽しく学習できる。

目次

目 次



はじめに

section1ICタグ入門

1.1 ICタグの特徴

( 1 ) ICタグ小史

( 2 ) バーコードと比較して

( 3 ) 万引防止システムとの違い

( 4 ) こちら半導体

1.2 RFIDのハードウェア構成



section2リーダのかたち

( 1 ) ドアリーダ

( 2 ) ゲートリーダ

( 3 ) 工夫ゲートリーダ

( 4 ) のれんリーダ

( 5 ) 卓上リーダ

( 6 ) パソコンサイドリーダ

( 7 ) ポータブルリーダ

( 8 ) バーコード兼用リーダ

( 9 ) マンホールリーダ

( 10 ) 棚リーダ

( 11 ) キット



section3タグのかたち

( 1 ) インレー

( 2 ) コイン型

( 3 ) ガラス管

( 4 ) 自動車キー

( 5 ) 金属埋込

( 6 ) 時計型

( 7 ) スマートカード

( 8 ) スマートラベル

( 9 ) 光るタグ

( 10 ) コイルオンチップ

( 11 ) CDタグ

( 12 ) 図書館タグ

( 13 ) 指輪タグ

( 14 ) 腕輪タグ

( 15 ) ネックレスタグ

( 16 ) 35cm径タグ

( 17 ) 創作キー

( 18 ) 創作タグ



section4ICタグを作ってみよう

( 1 ) ハサミで切り目を入れる

( 2 ) 線を巻く

( 3 ) チップを付ける

( 4 ) 評価



section5非接触の原理

5.1 ファラデーさんから誘導を、

ビオサバールさんからは アンテナを教わる

5.2 誘導電磁結合

( 1 ) リーダとタグ

( 2 ) 共振

( 3 ) Qという鋭さ

( 4 ) 一人っ子はだめ



section6良いタグに仕上げよう

6.1 ターン数を考える

6.2 共振させる

6.3 Qを上げる



section7UHF帯ICタグの新世界

7.1 マクスウェルのお地蔵さん

7.2 放射界結合

( 1 ) でも電池レス

( 2 ) 宇田さんだった

7.3 UHFアンテナのかたち

( 1 ) 線状アンテナ

( 2 ) 面アンテナ

( 3 ) 立体アンテナ



section8情報を伝える

8.1 情報が波になるまで

( 1 ) 鉱石ラジオと比較すると

( 2 ) 文字を1,0にする

( 3 ) ベースとなる1、0を符号にする

( 4 ) デジタル変調

( 5 ) 副搬送波がつくと

8.2 データまるごと符号化

8.3 正確を期す

( 1 ) パリティチエック

( 2 ) XOR(イクスクルーシブオア)の計算

( 3 ) CRCチエック

8.4 電波衝突の防止



section9ICタグの持つメモリ

9.1 メモリの大きさ

9.2 メモリの使い方

9.3 世界統一コード



section10タグの量産

10.1 製造法

( 1 ) 巻線方式

( 2 ) 埋込み方式

( 3 ) エッチング方式

( 4 ) メッシュめっき方式

( 5 ) 印刷方式

10.2 接合法

( 1 ) アンテナとチップの接合、直接or間接

( 2 ) ACF法(アイソトロピックーコンダクティブフィルム)

( 3 ) ACF異方性導電ペースト

( 4 ) 共晶金属接合法

( 5 ) 超音波接合



section11最近のタグ

11.1 薄くて耐熱

11.2 マルチで読む

11.3 光らす

11.4 金属に対応

11.5 極小の追求

11.6 FRAMの実用



section12ユビキタス道を拓く

12.1 ネットワークに繋ぐ

12.2 システムを拓く方法



section13健康、医療面に見るICタグ活用のあれこれ

フィットネスクラブでの健康管理

健康診断と治療の予約

定期健康診断の履歴の保存・管理

輸血記録の管理・保管

輸血歴

「献血手帳」や「お薬手帳」

放射線診療記録

製薬会社、卸、病院経営の合理化

劇薬・毒薬・麻薬の管理

製造、輸入メーカーの記録管理・保管

病院での診断機器、治療機器の管理、貸出管理、診断記録の書きこみ保存、管理

患者、医師、看護士さんの認証と医療事故の防止

臨床検査検体の管理

臨床試験のサンプル管理

食品の安全性の記録

貴重品の盗難防止 古美術(国宝)の管理や盗難防止

資産管理 在庫管理

わたしとママはつながっている

田舎の一人暮らしのお年より、元気に生活しているのかな?

目の不自由な方や身体障害者への手助け

介護サービスの計画や実績記録

カルテや重要書類管理システム

セキュリティ 玄関で誰がきたのかな?

不法投棄の防止

電子ポスターやビルの点検管理体制

おわりに

はじめに

はじめに



本書で紹介する「ICタグ」の技術的なバックボーンがRFID技術です。

2002年第3版の「RFIDハンドブック」(原著:ドイツ語版)に遅れること2年、放射電磁界のRFID技術を入れて、しかしまだ日本のUHF帯電波法改正方向がわからぬまま、2004年5月、日本の「RFIDハンドブック」第2版を日刊工業新聞社より翻訳出版しました。

さらに一年経た昨今、RFIDという言葉が一般にも通用するようになり、ICという半導体入りで、かつ電波を利用するカードの実用例が身近になって、いよいよ、この便利さが広まってきています。またユビキタス時代という流れもあって、各方面に広く受け入れの態勢もできつつあります。

RFID入門書も多くある中で、本書のユニークな特徴は、13.56MHz帯ICタグを自分で作ってみていること、漫画チックにその働きを紹介していること、そして具体的にどんなものがあるか、どんな方面に応用できるか、を記述していることです。

そして、いま一つ本書の役割としてUHF帯ICタグの概要についても記述しました。さらに、新しい日本発の技術「響プロジェクト」についても、本書の出版タイミングが間に合って、「おわりに」で紹介することができました。

本書は、ICタグでビジネス展開を考える人にぜひ読者になって、役立てて頂きたく思っております。本書に紹介したアイデアの数々を単に真似するのではなく、産業を盛り上げるべく協力するとか、ヒントにして応用展開するとか、をぜひ実行して頂き、全国のICタグがより広く深く普及していくことを切に念願しています。

最後に本書記事の技術背景を提供していただいた会社およびソフエルに深く感謝申し上げます。

新技術を説く場を創り、よくわかるシリーズを拓いてくれた日刊工業新聞社にも深く感謝申し上げます。



2005年4月

森勢 裕

伊賀 武

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