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図解よくわかるWEEE&RoHS指令とグリーン調達
―欧州環境規制で取引先が選別される―

定価(税込)  1,944円

編著
サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-05440-2
コード C3034
発行月 2005年03月
ジャンル ビジネス

内容

今年の8月にEUの廃電気電子機器指令(WEEE)が始まり、来年7月には特定有害物質規制(RoHS)が始まる。EUに輸出する電子機器メーカーはこれに対応しないと製品が売れなくなる。実際に多くの企業が体制構築に悩んでいる。本書は、最新情報と先進の事例で、どのようにグリーン調達すべきかに応える。大好評のWEEE&RoHS指令の第2弾!!

目次

はじめに

第1章 WEEE&RoHS指令とグリーン調達
(1) グリーン調達サバイバルの始まり・2
●グリーン調達基準と遵法管理・2

(2) WEEE&RoHS指令の概要・5
●WEEE&RoHS指令と資材調達基準・5
●WEEE&RoHS指令の要求内容・5
●WEEE指令概要・7
●RoHS指令概要・9
●制定の背景・11
●発効スケジュール・11

(3) TACでの審議動向・14
●TACの機能・14
●TACで審議されている対象製品・14
●RoHS指令ANNEXの修正提案・16
●RoHS指令の除外の追加・16
●欧州委員会の新たな除外提案・18
●特定有害物質の最大許容濃度・20
●RoHS指令遵法標準基準・21
●WEEE遵守監視・21
●マークの貼付義務・21
●その他・22

(4) EU国内法の規制内容・23
●国内法の制定状況・23
●UKのインターネットコンサルテーション・23
●UK法のDecision Tree・24
●環境設計要求・25
●BtoB製品の費用負担・25
●均質物質の定義・26
●機械的分離の定義・27
●上市・28
●罰則・28

(5) 中国の規制動向・29
●中国RoHS法・29
●中国RoHS法適用範囲・29
●中国RoHS法環境配慮設計および生産要求・30
●中国RoHS法ユーザーへの情報提供・30
●中国RoHS法特定有害物質・30
●中国RoHS法発効スケジュール・31
●中国WEEE法・31
●中国WEEE法での生産者の責務・31
●関係者責務・32

(6) 日本の法制化の動き・34

第2章 WEEE&RoHS指令とサプライチェーンマネジメント
(1) グリーン調達基準の動向・38
●グリーン調達の動向・38
●JGPSSI・39
●日米欧の共通化・41

(2) 製品含有物質の表示義務・42
●製品含有化学物質情報の公表・42
●提供する情報内容・43

(3) 測定値の信頼性・45
●遵法確認測定・45
●ISO/IEC17025認定試験所・46
●GLP・48

(4) 非含有自己責任宣言・49
●UK法の自己宣言・49
●川下ユーザーへの情報・49
●UK法の抗告・51
●遵法サプライチェーンマネジメント・51

(5) FAQ・54

第3章 信頼のある測定方法
(1) 測定概論・66
●試料受取り・69
●分析目的に応じた試料前処理・69
●スクリーニング(簡易分析)・69
●測定結果・70
●報告書作成・71

(2) 資料調整・加工・73
●均一材料・73
●複合材料・75

(3) 蛍光X線によるスクリーニング・77
●装置の選択・79
●装置の取扱い・82
●測定の流れ・84
●(1)試料調整・84
●(2)試料の設置・89
●(3)測定・91
●(4)定性・定量・91
●(5)判定?測定結果の検証・99
●標準試料・102
●閾値の設定・103
●RoHSスクリーニング最前線・103

(4) 精密分析・108
カドミウム(Cd)・108
●前処理方法・108
●測定方法・113
●精度管理・115

鉛(Pb)・119
●前処理方法・119
●測定方法・120
●精度管理・120

水銀(Hg)・121
●前処理方法・121
●測定方法・122
●精度管理・124

六価クロム(Cr6+)※6+は上付き・125
●前処理方法・125
●測定方法・126
●精度管理・126

PBB(ポリ臭素化ビフェニル)
PBDE(ポリ臭素化ジフェニルエーテル)・127
●前処理方法・128
●測定方法・129
●精度管理・129

(5) 化学物質管理システム・131
●化学物質管理システムとは・131
●化学物質管理システムの要件・132
●化学物質管理システムの具体例・136
●まとめ・144

(6) 新たな簡易測定法・145
●IEC測定法・145
●不確かさ・147
●分析の意義・148
●簡易分析法の運用・149
●六価クロム分析の簡易測定・150
●PBDEの簡易分析・150
●ハンドヘルドタイプ蛍光X線分析・152
●まとめ・152

第4章 EU輸出企業取組み事例
(1) 日本電気・156
●はじめに・157
●グリーン調達の概要・157
●グリーン調達方針・158
●グリーン調達基準・159
●グリーン調達の運用制度・164
●グリーン調達評価の推進状況・165
●RoHS指令への対応・165
●むすび・166

(2) ロゼッタネット(電子商取引標準化・実装啓発団体の取組み)・167
●サプライチェーンマネジメントの必要性・167
●ロゼッタネットとは・169
●ロゼッタネットジャパン・170
●ロゼッタネットにおける環境情報流通・170
●サプライチェーンの拡大・174
●BtoBを越えて・176
●まとめ・177

(3) ソニー・179
●情報公開・181
●基準策定の狙い・182
●運用の3原則・185
●監査の仕組み・188
●基準値の標準化・190
●サプライヤー提出データの確認・191
●まとめ・192

(4) ISO/IEC17025試験所認定制度とデータ信頼性・194
●試験所認定制度・194
●自己宣言と自己責任・195
●ISO/IEC17025の要件・197
●ISO/IEC17025準拠の試験データの信頼性・198
●ISO/IEC17025とGLP・199
●測定値の不確かさ・200
●リスクマネジメント・202
●信頼のあるデータ・204
●まとめ・205

資料編・207

はじめに

 WEEE&RoHS指令がいよいよ実際の製品に適用され始めます。電気電子業界各社は、危険物質の使用を制限し、生産から処分にいたるすべての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小限にしなければなりません。そのため、自ら具体的なグリーン調達基準を設定し、資材調達・生産活動などにおいて日常業務としてそれを実践する必要にせまられています。この基準は自己宣言を基本としているため、生産者の責任はより厳しく求められます。製品・部品・材料の価格、コスト、納期に加えて、信頼できる法規制適合証明が提出できなければ、サプライチェーンから締め出されることになるわけです。いろいろな部品や材料を集約し製品として輸出するセットメーカーは、上流から伝達されたいろいろな法規制適合情報を一括管理しなければなりません。そのためにも、加算できるだけの信頼性があり、共有できる測定データに基づいた適合証明が必要とされているわけです。

 本書では、信頼される調達先の条件は何か、信頼できる適合証明とは何か、求められている基準は何か、などがセットメーカーの対応事例も含め、簡潔に分かりやすく解説されています。部材調達の実務者である資材調達部門担当者、開発技術者、生産技術者、品質管理者、さらに商社の方々が限られた時間の中で具体的なイメージをつかみ、さまざまな疑問や不安を解決できるように工夫されています。

 WEEE&RoHS指令とは何かについては姉妹本である『図解 よくわかるWEEE&RoHS指令』に簡潔にまとめられており、本書とともにお読みいただければ、より一層WEEE&RoHS指令の全体像の理解と実践にお役に立てるとものと確信いたします。

平成17年3月吉日
WEEE&RoHS研究会

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